今、京都の画廊で大学の先輩の安田先輩が個展をされています。
昨日、その個展に行ってきました。
安田先輩は、大学時代からずっと油絵具で具象画を描かれています。

久しぶりに油絵を鑑賞したので、とても楽しくてずっと鑑賞していました。

鑑賞していて、先輩の絵に生命感を感じました。
僕たち人間は、生物と無生物を即座に見分けます。
例えば小石と貝と言う固くて小さい似たようなものでも、貝には生命感を感じます。
生命の律動を感じるのです。
絵は完全に無生物です。
でも、僕は先輩の絵に生物を見た時のような生命感を感じました。
絵を描く事は、生命を吹き込む事なのかもしれないと思いました。

画廊には、先輩が在廊しておられ、お話ができました。
先輩は、描き込を多くした情報量の多い今までの絵画から、情報量を少なくした絵画表現を試みているとおっしゃっていました。
確かに、大学の時の作品と比べて、描き込が少なくなっている印象でした。
手数を少なくすると、失敗がごまかせなかったり、より集中力が必要になったりと、手数の多い作品とは違った難しさがあります。

手数を減らすと言う事もそうだし、他にも色々な試みをされていました。
いい作品を見て、とても刺激になりました。
5月末まで開催されているので、よければ見に行ってあげてください。

*金土日のみのオープンです。

———————————————————————————
YASUDA Tomoshi solo exhibition-Defender-
2015年5月8日(金)~5月31日(日)*金土日のみのオープン
12:00-18:00
〒602-8297
京都市上京区伊勢殿構町268-23
http://studio-soa.com/

img082

img083