野草や雑草が好きで、最近よく描いています。

以前、テレビでリンゴ農家の木村秋則さんの特集をやっていました。
青森で無農薬のリンゴ栽培を成功させた方です。

リンゴの無農薬栽培はとても難しく、木村さんは苦労に苦労を重ねられました。
バイトをしたり、野草を食べて生活費を削っていたそうです。
そんな時、母親から、「お前も、雑草や石ころのように、強く生きていけばいい。」と言われました。

雑草や石ころは、踏まれても、雨に当たっても、文句も言わず耐えている。
苦しい時に、必要なのは、石ころや雑草がやっているように文句を言わず、耐えること。悲観しないこと。

そして、それは、石ころや雑草にもできること。

僕には、そんなメッセージのように思って、心に響きました。
僕も、石ころや雑草のように、強くなりたいと思いました。

園芸種の綺麗さもありますが、水も肥料もやらなくても、たくましく生きる雑草に惹かれるようになりました。

そんな、思いから野草や雑草を描いています。

 

ハコベラ