2020年12月15日に発売されたU-35と言うアクリル絵具を、ターナーさんから提供していただきました。
せっかく提供していただいたので、絵具の紹介をしていきたいと思います。

全81色(内66色が単一顔料)
・20mlチューブ(¥297〜429)
・60mlチューブ(¥429〜968)
https://www.turner.co.jp/art/u35/colour/

使い勝手に関しては、色の純度が高い上に、混色も得意な絵の具だと思いました。
特に黒を混ぜた時、きれいに彩度と明度が下がります。
色の純度が高いので、混色をした時、必要以上に色が濁らないのだと思います。

椿 2020 90×70mm U-35、水彩紙

この絵は、全面に赤を塗り、その上に、黒白黄を重ね塗りしています。少し透明感があるので、きれいに下の色が透けてくれます。
重ね塗りが得意な絵の具だと思います。

水を多く含ませて、水彩絵具のように使うのもおすすめです。

ナンテン 2020 60×80mm U-35、水彩紙

少し、黒を混ぜています。

ジョウロジョウロ 2020 65×90mm U-35、水彩紙

水彩画のように、ぼかしやグラデーションもできます。

私は普段、軽くてポップなイラストを描いています。
その感覚で、この絵具を使うと、自然とアーティスティックな深みのある絵になります。
描いていて、自分のイラストの雰囲気が変わって、面白かったです。

雪椿 2020 62×80mm U-35、水彩紙

花、咲く 2020 70×90mm U-35、水彩紙

使いこなせれば、幅広い作品を作れる絵の具だと思いました。
私自身、まだ使いこなせていないので、これからどんどん試行錯誤していきたいと思います。

玄人さんにもおすすめですが、美大生や美術部の学生さんにも是非使っていただきたいと思います。
技法を覚えたり、絵の具に慣れるのに良いと感じたからです。
絵の具が制作を助けてくれると思います。

それでは、若干ターナーの回し者感が出ましたが、U-35の紹介でした。