こんにちは。
イラスト工房artstudio pulpです。

【画材紹介】アクリル絵の具」という記事で本格的に絵を描きたい人はアクリル絵の具がオススメと書きました。
今日は、アクリル絵の具に興味を持ってくれた人に少しでも参考になればと、私の使っているアクリル絵の具を紹介したいと思います。
個人的な意見なので一参考程度にお読みください。

私が使っているのは、ホルベインさんのアクリラガッシュです。

今回はそのアクリラガッシュについて3つのトピックについて述べたいと思います。

①絵の具の紹介
②オススメの混色
③参考作品

それでは、1つづつ述べていきます。

①絵の具の紹介

まずは、アクリラガッシュについて、ホルベインさんのホームページから引用して説明します。

アクリラ ガッシュ

鮮やかな色の表現に欠かさないガッシュ。 オペーク(不透明)の色彩が明快な表現を生み出します。

アクリリック ガッシュは「色を重ねても下の色が溶けず、色が汚れない」「乾いたら水がかかっても流れない」など、制作が早く、仕上がりが美しいので、教材に最適な絵具です。色を重ねるとき、汚れが出ないので便利なアクリル絵具です。

20ml(6号チューブ)
シリーズ価格
A \260+税 / C \410+税 /

40ml(9号チューブ)
シリーズ価格
A \490+税 / C \770+税 /

全107色

(https://holbein-shop.com)

②オススメの使い方

私は、アクリラはペールトーン・パステル調の中間色の配色が得意だと感じています。
イメージとしては、印象派のルノワール、モネなどに近い配色ができると感じています。

私は、イラストを描く時、色彩の組み合わせよりも、トーンの方が重要だと思っています。(トーンとは、明度と彩度を合わせたものです。鮮やかさと暗さ明るさを合わせたものと考えてください。)

例えば、黄色、赤、青、緑、オレンジ、紫と色数が多い絵は、まとめるのが難しいと思います。
でも、それぞれの色にクリーム色を混ぜて、トーンを揃えると落ち着きのあるまとまった絵になります。

この様に、同じ色を使っていても、トーンによって絵の印象は大きく変わります。

トーンを揃えるためには、クリーム色やグレーを混ぜるのが簡単だと思います。
アクリラには、トーンを落とす時に使えるクリーム系・グレー系の色が豊富です。

私のよく使うトーンを整える色は、
・フレッシュ
・コーラルレッド(赤に混ぜて使います)
・ベージュ
・ニュートラルグレイ
です。
これらの色を鮮やかな絵の具に混ぜると、色がちょっと優しくなります。
そうすれば、色数を増やしても、落ち着いてまとまった画面になります。

また、パステル調の絵には、黒は強すぎる時が多いので、セピア+ニュートラルグレイNO.4を混ぜた色を黒の代用としてよく使います。

③参考作品
走る女の子のイラスト

嬉々
2014
210×210mm

↑カラフルな配色でも、空のトーンを少し落とす事で、画面がまとまります。

2020.12
297×210mm
アクリル絵の具、フェルトペン

↑背景は黒の代わりに、先ほど書いたセピア+グレーで描いています。
真っ黒より、優しい黒になっていると思います。

↑緑と黄色に、それぞれクリーム色を少し混ぜると、お互いの色が近くなります。

正月ねずみ 2019 210×210mm

↑赤と青と緑の補色の配色でも、トーンを落とすとまとまります。

サイとサル 2015 210×210mm

↑色の彩度を落とすと、まとまった画面になります。

今日は、私の使っているアクリル絵の具について①絵の具の紹介②オススメの混色③参考作品という3つのトピックを書かせていただきました。

絵の具は道具なので、どう使うか、何に使うかは人それぞれだと思います。
アクリラで激しい絵も描けるし、他の絵の具でトーンを揃える事も勿論できます。

この記事がアクリル絵の具に興味のある人の助けに少しでもなれば嬉しいです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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