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今日は、動物の豆知識として有蹄目についてお話していこうと思います。

①有蹄目(ゆうていもく)、偶蹄目(ぐうていもく)、奇蹄目(きていもく)とは
②歩行の進化
③消化器官の進化

この3つのトピックについて書いていきます。

①有蹄目、偶蹄目、奇蹄目とは

有蹄目(ゆうていもく):蹄のある草食動物。偶蹄目と奇蹄目を合わせたもの
偶蹄目(きていもく):蹄が偶数個ある動物。ウシ目とも言います
奇蹄目(ぐうていもく):蹄が奇数個ある動物。ウマ目とも言います

偶蹄目はウシ、カバ、ラクダ、シカ、キリンなど9科185種
奇蹄目はウマ、バク、サイの3科23種が現存しています。
現在では、奇蹄目に比べて偶蹄目の方が種類が多いです。

②歩行の進化

有蹄目の祖先は、元々森林で暮らしていたと考えられています。
それが、気候変動で生息地が草原に変化しました。草原では身を隠す場所が少ないため、草食動物は走って逃げないと生き残れません。
そこで、脚の指先で立ち、爪が蹄へと変化したと考えられています。

③消化器官の進化

また、草原に生えるイネ科の植物は、森林の植物に比べ頑丈です。有蹄目の祖先は腸内細菌を利用して、この頑丈な植物を消化しています。

偶蹄目はイノシシの仲間以外は胃袋で分解をさせています。ウシは、胃袋を4つ持っており、この胃袋で植物を分解します。また、反芻と言って、一度飲み込んだ食べ物を口に戻し、噛んでからもう一度飲み込みます。反芻により、栄養をより効率よく吸収する事ができます。

奇蹄目は盲腸でこの腸内細菌に、植物の分解をさせています。

一方で、奇蹄目は盲腸で腸内細菌に植物の分解をさせています。

奇蹄目の消化方法には、大きな欠点があります。それは、盲腸が小腸より後ろにある事です。栄養分を大腸でしか吸収できないため、消化に関して、偶蹄目の方が効率が良いです。

①有蹄目、偶蹄目、奇蹄目とはで書いたように、奇蹄目より偶蹄目の方が、種類が多く繁栄しているのは、この消化器官の違いがあると考えられています。

私は専門家ではないので、間違いがあるかも知れません。一参考程度にお読みください。
また、間違いをコメント欄でご指摘いただければ大変ありがたいです。

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それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考文献

(にほんまつ動物病院:https://nihon.matsu.net/nf_folder/nf_mametisiki/nf_animal/nf_animal_kiteirui_guuteirui.html 最終閲覧日2021.05.05)

<偶蹄目>

ニホンジカ 200×200mm 2019.4 色紙、金具

 

アメリカンバイソン 200×200m 2019.4 色紙

 

アメリカンバイソン 200×200m 2019.4 色紙

 

サルとキリン 2016.6 200×200mm アクリル絵の具、フェルトペン

 

ごちそう 2020.12
600×200mm
アクリル絵の具、スプレー

 

<奇蹄目>

グレイビーシマウマ 200×200m 2019.4 色紙、金具

 

マレーバク 200×200m 2019.4 色紙、金具