セミクジラ(Pacific Northern Right Whale)
哺乳類 鯨偶蹄目 ヒゲクジラ亜目 セミクジラ科
特徴
体長:13 – 18メートル
体重:約60 – 80トン
セミククジラの特徴は、大きな頭と曲がった口です。
大きな頭は体全体の4分の1くらいあります。
口は大きく曲がっていて、ヒゲのようなクシ状の歯(クジラヒゲ)がついています。これで、オキアミや小魚をこして食べます。
名前の由来
名前を漢字で書くと、「背美鯨」(または「背乾鯨」)。
これは、セミクジラが長時間背中を海面から出して泳ぐのが由来です。
捕鯨
セミクジラは名前の由来のところでも書いたように、背中を出して泳ぎます。また、肉に脂肪が多く死んでも沈みません。動きも遅く、海岸に近いところまで泳いでくることもあります。
これらの特徴から、捕まえるのが簡単で、昔から肉や油のために捕鯨されてきました。
日本では、縄文時代や弥生時代の遺跡からクジラの骨などが見つかり、その時代から捕鯨をしていたのではないかと考えられています。
産業革命・大航海時代以降、船や道具の開発が進み日本や先進諸国が乱獲をしました。
それが原因で数が大幅に減ってしまいます。
20世紀初めには、もう絶滅寸前だったと言われています。
現在、日本哺乳類学会では絶滅危惧種に登録されています。
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