ライオン

哺乳類 食肉目 ネコ科

ライオン(Lion)

特徴

頭胴長:1.4〜3m
体重 :120〜250kg
分布 :アフリカ、インド
食べ物:草食動物等

タテガミ

オスの首の回にはタテガミが生えています。
これには、3つの役割があると考えられています。
①性成熟の証
②自分を大きく見せる
③戦う時、首を守れる

性成熟の証とは、人間のヒゲと同じです。ヒゲを生えた男性が大人っぽく見えるように、ライオンはタテガミは大人の証のようです。

余談ですが、ライオンは、飼育下などで子供の時去勢されると、タテガミが生えないそうです。

プライド

ライオンは、プライドと呼ばれる群れをつくります。
(ネコ科では珍しいことです。虎、チーターなど多くのネコ科は群れをつくりません)

プライドは、
・3〜12頭のメス
・1〜6頭のオス
・3歳以下の子供  から成ります。

オスの子供は大人になると群れを出ますが、
メスの子供は大人になっても群れに残ります。

群れを出たライオンは数年間放浪生活をした後、別のプライドをのっとります。
この時、プライド内にいた子供をオスが殺すことがよくあります。

バーバリライオン

百獣の王ライオンと言われますが、実は普通のライオンとトラを比べるとトラの方が大きいです。ライオンは250kgと書きましたが、トラは大型のものは300kgを超えます。

今、「普通のライオン」と書きましたが、かつて北アフリカには、とても大きいライオンがいました。その名を「バーバリライオン」と言います。(別名:アトラスライオン)

バーバリライオンは、頭胴長3.25メートル、体重は350kgだったとも言われています。ローマ時代から、剣闘士と戦わせたり、毛皮をとったりして、多くのバーバリライオンが狩られてきました。

近代に入ると、娯楽としてハンティングされ、とうとう1922年にモロッコで最後の1頭が射殺され、絶滅しました。

しかし、この話には続きがあります。

2012年、大量のバーバリライオンが発見されます。その場所はモロッコ国王の私設動物園です。昔からモロッコでは、様々な部族がモロッコ国王に献上品としてバーバリライオンを贈っていて、それを動物園で飼育していたのです。

バーバリライオンは、現存するネコ科最大の動物で、もちろんトラより大型です。

私は専門家ではないので、間違いがあるかも知れません。一参考程度にお読みください。
また、間違いをコメント欄でご指摘いただければ大変ありがたいです。

参考文献

百田尚樹「雑談力-ストーリーで人を楽しませる」
成島悦雄「図解雑学 動物の不思議」
日本雑学研究会「動物おもしろ生態学」