artstudio pulpのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
このブログでは、私の活動や作品の紹介、そして美術や動物・植物の豆知識などをほぼ毎週アップしています。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今日は、今制作中の来年の年賀状の制作日記を書いてみたいと思います。
私の備忘録的な記事なので、お役に立てるかは分かりませんが、絵を描いている方、イラストに興味のある方に読んでいただけたら幸いです。

< artstudio pulp 2022 年賀状>

私の制作は、
①アイデア出し
②制作
③デザイン
の3つのプロセスで進めていきます。

順に説明して行きます。

①アイデア出し

私は、アイデアを出す時、ピンタレストと言うアプリを使って、まず画像を沢山見ます。
今回は、Andres Gonzalezさんの「Tiger」というイラストのポーズが気に入ったので、真似しました。


(Andres Gonzalez「Tiger」)

大学生の頃、先生が「制作は呼吸だよ」と言っていました。
「作品を”吐き出す”ためには、まず、見たり・感じたり”吸う事”をしないと、息は吐けないよ」と言っていました。アイデア出しをする度、その通りだと感じています。
まず見る事から始める事がすごく大切だと思っています。

次に、アイデアを膨らませて行きます。

<アイデアスケッチ・スケッチブック:NEWSPRINT PAD B3>

腕をぐっと上げて、「新しい年も頑張るぞ!」と行った感じにしたいと思いました。
Andres Gonzalezさんの虎は勇ましい感じですが、もう少し とぼけた感じにしたいと思いました。

頭に浮かんだアイデアが、だんだん形になっていく。このアイデア出しは、1番好きな時間です。

私は、アイデアやラフスケッチをする時、B3のスケッチブックを使います。
大きい紙で考えた方が、アイデアが広がっていく気がします。

②制作

制作はオーソドックスです。
下絵を描いて、アクリル絵の具で着彩して、マジックでアウトラインを描きます。

技法は単純で、ベタ塗りしか使っていません。

<虎>

<虎柄>

今回は、周りの虎と虎柄を別々に描いて、後で合成しました。
そうする事で、虎の大きさや配置を後から調整する事ができます。

着彩では、虎の黒のしましまに、青を少し加えました。
単純な黒にすると、子供っぽくなり過ぎると感じたからです。
しましまに青を加える事で、「オシャレ感」「オリジナリティ」「大人っぽさ」みたいなものを出したいと思いました。

また、虎と、虎柄の色を変えました。
2つを合わせた時に、虎が目立つよう、虎柄は彩度を落として、色彩も黄色っぽくしました。

③デザイン

周りの虎と虎柄を合成して、文字を付けて完成です。
イラストが良く描けたら、後のデザインも楽ちんです。

以上が、私の来年の年賀状です。
年末まで時間があるので、もう少し寝かせてから、印刷に回したいと思っています。

お世話になっている店舗さんやサイト等でも、販売したいと思っています。
販売してもらう店舗さんやサイトの情報は、追ってこのブログでご報告できたらと思います。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

このブログでは、私の専門であるイラストの事や画材のこと、本や映画の紹介、モチーフとしてよく描いている動物や植物の事などを書いています。

ほぼ毎週新しい記事をアップしているので、チェックしていただけるとありがたいです。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。