去年(2021)から、毎年隣町の八木市民センターで、イラスト教室を開講しています。

このイラスト教室は、2時間の教室を2日間の開催です。
今年も、10月に開催する事になりました。

ごめんなさいですが、今回は、定員に達したので、もう募集を打ち切っています。申し訳ありません。

今回は丸窓のマットに入るよう、貼り絵作品を制作してもらおうと思っています

そこで、貼り絵とマットについて、基本的な事をまとめておこうと思います。

この記事の内容は

①貼り絵とは
②マットとは
③イラスト教室の概要

以上3点です。興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

①貼り絵とは

貼り絵とは、紙などを切ったり貼ったりして作る絵の事を指します。
「裸の大将放浪記」で有名な山下清さんも、貼り絵の作品を多く残されています。

・ちぎり絵との違い

貼り絵は、紙を切ったりちぎったりして、それを貼り合わせて絵を作ります。
一方で、ちぎり絵はちぎった紙以外は使いません。
貼り絵の中に、ちぎり絵という技法があると言うイメージです。

・コラージュとの違い

コラージュと言う言葉を聞いた事があるかもしれません。
コラージュは、「のりで貼る」と言うフランス語が由来です。

貼り絵の英訳が、 コラージュと言う事があるので、同じと言って差し支えないと思います。
山下清さんの作品をコラージュ作品として紹介しているサイトもありました。

ただ、美術系の大学を出た僕の経験則では、日本においては、

・貼り絵=印刷のしてない色紙を切り貼りするもの
・コラージュ=印刷物や、布やビニールなど異素材を切り貼りするもの

として使い分けている方が多い印象です。

②マットとは

マットとは、額と作品の間に挟む厚紙の事です。
マットの役割は主に3つです。

❶見映えを良くする
❷作品の寸法と額の寸法を調整する
❸ガラスと作品がくっつくのを避ける

❶見映えを良くする

額と作品の間にマットを入れる事で、作品が引き立ちます。

❷作品の寸法と額の寸法を調整する

上の画像のように、額より小さい作品を作った場合、周りに隙間ができます。
その隙間を埋めるのがマットの役割です。
また、マットを使うと、縦横の比率の違う作品と額を合わせる事ができます。

❸ガラスと作品がくっつくのを避ける

アクリル系の絵の具の作品はガラスにくっつく事があります。
しかし、マットをガラスと作品の間に挟めば、隙間ができて、くっつく事を防止できます。
鉛筆やパステルで描いた場合も、ガラスと擦れると作品がボケるので、マットを挟むとそれを防止できます。

今回は窓がまん丸のマットを使います。
マットは、四角窓が一般的ですが、額屋さんに相談すれば、丸や角丸、ダブルマット等、色々できます。
額屋さんの使っている機械によって出来る事が違うので、店員さんに相談したら良いと思います。

③イラスト教室の概要

〜学びの南丹〜
楽しいイラスト教室2
●開講日:2022年10月08日(土)・10月22日(土)いずれも14:00〜16:00
●場所 :八木市民センターiスタやぎ 会議室1
●講師 :上仲竜太
●受講料:1000円+材料費800円=1800円
●定員 :10名
●準備物:筆記用具、ハサミ、カッターナイフ、30cm物差し

参考文献・参考サイト

「コラージュって何?」https://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h16/10syochusodan/korajyuigi.htm:最終閲覧日:2022.09.28
this is media「コラージュとは?作り方や有名なコラージュ作品を紹介!」https://media.thisisgallery.com/20225137::最終閲覧日:2022.09.28
Yahoo!知恵袋:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1336117378:最終閲覧日:2022.09.28
TOKYO ART BEAT「100 Year Anniversary of the Birth of Kiyoshi Yamashita」https://www.tokyoartbeat.com/en/events/-/2022%2F100-year-anniversary-of-the-birth-of-kiyoshi-yamashita:最終閲覧日:2022.09.2

:最終閲覧日:2022.09.28